少し前の話です・・・
Yahoo!オークションで格安で手に入れたLeica M3、比較的快調で、外観も悪くない状態でした。
実際、モノクロ1本、カラー1本のテスト撮影では、コマ間の不揃いやたまに光線引きのコマがあるものの、シャッター音は小さく、ファインダーの曇りも少なめ、という、「当たり」と思われる機体だと思っていました。 いい取引が出来たなぁ、と。 こんなことが起こるまでは・・・
朝の9時頃からそのM3を片手に天保山を散歩しながら、1時間半でモノクロ1本撮りました。
結構、いろいろなシーンが目に飛び込んできて、面白い写真が撮れたかも・・・と思っていました。 一所懸命に撮ったのは、モノクロ写真のアドバンスコースを受けるためだったのです。 アドバンスコースは、午前中、自分の手でモノクロフィルムを現像し、午後はその中から一コマを2Lサイズに引き延ばす、というものです。 細かい手順は省略しますが、おおむねこんな感じで進んで行きます。
- 手探りでリールにフィルムを巻き付ける練習
- 撮影済みフィルムのベロ出し
- ダークバッグにタンク、リール、フィルム、はさみを入れて閉じる
- ダークバッグの中で、リールにフィルムを巻き付け、パトローネから少しずつフィルムを出しながら巻き取っていき、最後ははさみで切る
- ダークバッグの中で、タンクにリールを入れてふたをする
- ダークバッグからタンクを取り出す
- 現像液をタンクに入れて撹拌、時間になったら液を捨てる
- 停止液をタンクに入れて撹拌、時間になったら液を捨てる
- 定着液をタンクに入れて撹拌、時間になったら液を捨てる
- タンクに水を入れて水洗する ・取り出す
で、現像できてるかな〜、とちょっとわくわくしながら、リールから出して行く・・・けど ずっと、透明・透明・透明・・・・・ えっ!?現像失敗??と思ってたら、最後(最初の4コマぐらい)だけ出てきました。 撮影失敗してたみたいです(沈)
うちに帰ってM3の状態を確認すると・・・
- バルブでシャッターを押してもシャッター幕がすぐ閉まってしまいます。一瞬向こう側は見えています。
- 1/250~1/1000は向こう側が見えません。
- 1秒~1/125秒まではシャッター幕の向こう側が見えます。
よく考えると天保山では1/250より早いシャッターで撮影してました。 写っていたのはスローシャッターのものだけ まさかっ!壊れてしまった・・・!?
(ToT)嫌あぁぁぁ!
コメント
嫌あぁぁ!
あれはボクの方がビツクリしました。
「液間違えたっけ!!」って(汗)
で、で、続きが気になります。ワクワク。
その節はお世話になりました。
なかなか出来ない経験ですよね。
続きと言っても、オーバーホールに出す課程なんですけど・・・(汗)